株式投資歴20年のベテランが株投資方法について初心者むけに解説します。

この記事は約8分で読めます。

2000年のITバブル崩壊からリーマンショック、
東日本大震災、アベノミクス、
各国中央銀行の量的緩和、
そして今年のコロナ、個人投資家として経験してきました。

今までの知識経験からいえることは
株価の予測は不可能ということです。

ということをふまえたうえで
おすすめ投資方法を初心者向けに解説したいと思います。

一般的な株の分析方法

株の分析方法は大きく分けて3つあります。

  • ①ファンダメンタル分析マクロ
  • ②ファンダメンタル分析ミクロ
  • ③テクニカル分析

①ファンダメンタル分析マクロ
 経済統計や政治、中央銀行の政策をもとに分析する手法

②ファンダメンタル分析ミクロ
 企業の業績などから割安か割高を分析する手法

③テクニカル分析
 チャートを使った分析です。

私が思う役に立つ順番として①③②の順番です。
個々の企業業績は結局マクロ要因、
景気や政府、中央銀行の政策の影響を受けてしまうので
いくら個別企業の業績がよくても
株価はマクロ要因に引っ張られてしまいます。

大きな投資主体がマクロ要因をもとに投資します。
そういうところは個別を一々わけないで、まとめて売買してます。
例えば東証一部全銘柄とか、ハイテク株とか。
なので個別株は、そういうところの売買の影響を受けてしまいます。

テクニカル分析は、
テクニカルを根拠に取引してる主体が多いので
影響が大きいです。

ミクロは
詳しく分析しても株価の動きとあまり結び付きにくいようにおもいます。

マクロ、テクニカルが反映されるのが日経平株価とダウ工業株平均です。
この2つの指標の動きはミクロ(個別株)に影響するので
常に関心を持つことが必要です。

一般的な投資方法

  • 自分でマクロ、ミクロ、テクニカル分析して投資する。
  • ブログ、Youtube、テレビの解説者を参考にして投資する。
  • 投資顧問、ファンド、AIに任せて投資する。

自分の大切なお金なので自分で分析して判断できるようになることが重要と思います。

損するパターン

株で損するパターンは2つあります。

損切りできない

いつか買った値段以上に上がると思う。
都合のいい情報ばかり見て安心する。
自分の損が減る方向のことを言ってる人や、
テクニカル分析を探してきて安心する。

例えば最近の相場だと

強気の人(株買ってる人)
・日銀が株買ってるから大丈夫。
・各国中央銀行が緩和してお金ジャブジャブだから大丈夫。
・ワクチンできたから大丈夫。
・テクニカルで上昇トレンドが崩れてないから大丈夫。

株価が下がっても強気で損する人は、
強気の理由をどんどん探してきて損切りしません。

弱気の人(空売りや先物の売りをしてる人)
・バブルだ!もうすぐ破裂する。
・個人がたくさん買ってる。
・ワクチンあってもロックダウンして経済停滞する。
・中国企業のデフォルト多発してる。
・テクニカルで移動平均線から乖離しすぎてる。

逆に弱気で損する人は
弱気の理由をどんどん探してきて株価が上がっても損切りしません。

損をしてると反対側の要因は無視します。
安心できる要因だけ探し安心して、
いつまでも損切りできず損します。

損切りを繰り返す

テクニカルによって
例えば5日線を下回ったら損切るなどで,
利益確定よりも損を切るほうが大きくなる。

損切りできるのはいいんですが。
実際やるとうまくいきません。

損切りというつらい決断を、理由を見つけてきてやらなかったり。
利益確定すると決めたところまで到達せずに下がってきて
毎回損切りしたり。
損を取り返そうと思って頻繁に取引して損切りばかりになったり。

損切りは株を取引するうえで1番重要ですが
うまく利用するのはむずかしいです。


目次へ

幻想

確実に儲かる方法がある。
それを知ってる人がいる。

そんな幻想をもっていませんか?

儲かってる人が、いってるから自分ももうかる。
アナリストや学者、カリスマ個人投資家がいってることはあたる。
AIなら値動きわかってる。

すべて幻想です。

なぜなら
確実にもうかるなら人に教えたり、お金を取って教える必要はない。
自分で運用すればいいから。

それをしないのはリスクがあるのが分かってるからです。
つまりあくまでも予想なんです。

確かに大儲けしてるひとや予想があたってるひとはいます。
それはたまたまもうかっただけで、
その売買をした根拠、テクニカル分析やファンダメンタル分析が相場と一致しただけで。
いつも通用するとは限りません。

その手法を見つけるのは難しいし
初心者は、
もうけばなしを盲真してしまいます。
初心者に限らず損をして弱気になると
ついもうかってる人のはなしにとびつきがちです。
目次へ

おすすめ投資方法

上で述べたように確実な方法はありません。

でも私が思うおすすめの方法をご紹介ます。

底値買いとトレンドフォローに投資資金を分ける。
それと銘柄は分散し、ひとつの銘柄にしないことです。

底値買い

安くなるまでひたすらまって、そこで買うことです。

大きく下がる時があります。
そこで買います。

下がるというか下がり過ぎるんです。
なぜそんなことが起こるかというと
借金して株買ってる人がいるからです。
かっこよくいうとレバレッジを掛けてるといいますが。

レバレッジ取引の代表的なものは信用取引です。
証拠金を証券会社に預けてお金を借りて株を買ってます。
先物も同じです。

レバレッジ取引をしてる主体は
株価が下がると、証拠金(借金の担保)を増やさなければなりません。
その証拠金を増やすために株を売ってきます。
自分の意志で売れればいいですけど
強制的に売らされる場合があります。

そういう売り注文が一気に出てくると
当然株価は暴落します。

そこが底になることが多いです。

現物株を持っているひとも
損に耐えられくなって売るひともいると思いますが。
大体現物の人は塩漬けします。
またはこれ以上損が増えないように空売りします。

ほとんどの売り注文はレバレッジ取引の主体の損切りです。
こいう売りは価格関係なく一気に売り注文が出ます。

また売りでもうけようとして空売りや先物の売りがでます。
こうやって短期的に売りが出尽くすときがあります。

過去の大きな例では
東日本大震災発生3日後の2011/3/14出来高が過去最高
今年のコロナショックで原油先物が史上初のマイナス
そのあと米ダウ工業株は底打ちしました。

というように総悲観になったときは
通常ではありえないことが起こります。

ここが買い場です。
こういうときは、ほとんどの株が下がってます。

大小はありますが
1年に1回ぐらいは、総悲観になるときがあります。

このチャートは日経平均の週足
(1週間の値動きを1本のローソクとして表している)です。
1年ごとに区切ってあります。
1年の最安値には、総悲観がおこってます。

傾向として何週間か下がったあとにおこります。
また高値から大きい陰線が出たあとはしばらく反転しません。

あとから振り返れば、ここが最安値だというのは分かるんですが
リアルタイムで最安かどうか判断するのは無理です。

安値付近は1日の値下がり幅が大きいので
最安値で買ったと思っても、さらに下がる場合は
大きな含み損をかかえることになります。

今年のコロナショックなんて
日経平均高値24000から
21000ぐらいで底と判断した人が多いでしょう。
そこからさらに16000円代まで下がっているので
21000で買った人は相当損を抱えます。

底を当てるのはとても難しいので
分割して買うようにしてください。


2013年からは長期上昇トレンドなので
どこで買っても1年ぐらいすれば助かっていました。

でもこのトレンドが今後も続くのかは分からないです。
もし下降トレンドに入ったらどうなるか
ITバブル崩壊とリーマンショックで見てみましょう。

最安値を狙ってうまく買えたとしても
下降トレンドの場合
その値段をはるかに下回ったところまで下がってしまいます。

しかししばらくは買った値段を上回ってる期間があります。

これは総悲観で一旦売りが出尽くしたので、
現物のヘッジや単純に下げで儲けようと思った空売りが
踏み上げられます。

ここで買った値段まで落ちてきそうなときは
売って逃げることができます。
目次へ

トレンドフォロー

底値ねらいだと上昇トレンドにある相場が続いてる場合の
チャンスをのがすことになります。

そこでトレンドフォローの手法を組み合わせもいいと思います。
トレンドフォローの1番簡単な方法は5日線を超えたら買い。
5日線を割れたら売りという手法です。
5日線を使うのではなく一目均衡表の展開線を使ったり
安値と安値を結んだトレンドラインを使ったり、
日足だけじゃなく週足、月足を使ったり
いろんな方法があります。

トレンドフォローの注意点としては、
損するパターンにおちいらないようにしましょう。
ちゃんと損切りすること。
安易なナンピン買いをしないように注意してください。

上昇トレンドが終わったところで売っているので、
こちらの投資資金は底値買いで失敗しても残っています。

目次へ

底値買いとトレンドフォロー実施例

例えばリーマンショック付近で以下のようなルールで運用した場合

・トレンドフォロー
  月足3本連続陽線がでたら上昇トレンドと判断して買い
・底値買い
  月足陰線4本連続のあと陰線が出たら買い
・売り条件
  月足2本連続陰線がでたら売り
  買った週足の安値を下回ったらうり

リーマンショック付近の月足

最初のトレンドフォロー時(2006年前半)に利益があって
リーマンショック中の損失は、ほぼないです。
最後の部分では
底値買いとトレンドフォローの両方で利益がでます。

今年のコロナショックを同じルールでやった場合


最初のトレンドフォローは損切り
底値買いの条件にあわずに上昇したので底値買いはおこなわず。
6月からのトレンドフォローで含み益の状態です。

ルールに従わず総悲観とみたところでかうのもいいですが
その場合トレンドフォローの資金は
トレンドフォローの条件がでるまで使わないことです。

また上昇トレンドが続いて底値買いをしてないとき
底値買いの資金を寝かせてるのはもったいない
ということで全額株を買いたくなります。

株価は予想不可能なのを肝に銘じ
慢心した行動をとらないようにしましょう。

しっかりとトレンドフォローする資金と
安値を狙う資金を切り分けてください。

目次へ

まとめ

過去を振り返れば、
今説明してきたような売り買いがうまくいくようなはなしができますが。
実際は難しいです。
買う時期を分散することと損切りをすることが大事ですね。
1番だいじなのはリスクがあることを認識し
あくまでも余裕資金で投資してください。
余裕がないと一発勝負に出たり判断を狂わせます。

まとめると

  • 株価の値動きを完全に当てるの不可能。
  • 人の予想やテクニカル分析は、あくまで予想なので盲真しない。
  • 底値買いとトレンドフォローに資金を分け運用する。
  • リスクを認識し余裕資金で株式投資をする。

目次へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました