ダイソーで売ってる加湿器は
超音波加湿器とペーパー加湿器が売っています。
どういう仕組みで加湿能力はどんなものなのかをご紹介します。
値段は超音波加湿器300円か500円
ペーパー加湿器は100円です。
加湿方式の違い
超音波加湿器のしくみ
超音波加湿器は
超音波で水を振動させ噴霧しています。
上に向けて霧吹きをやってるわけではありません。
スプレーは細かい網目に向かって水を無理やり押し出して
水を細かくして外に出していますが。
超音波加湿器の原理は違います。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
ペーパー加湿器のしくみ
ペーパー加湿器は水が自然に気化する現象を利用しています。
洗濯ものが乾くのと同じことです。
コップに入った水がペーパーにしみこみ水が気化します。
洗濯ものが乾きやすい条件と同じで
乾いた空気がペーパー表面に次々とあたるような環境だと
効果が上がります。
その反対で湿った空気で風の流れが悪いときは
気化する能力が落ちます。
加湿能力比較
超音波加湿器と湿度計を一緒にビニールの中に入れて
湿度を測定するとあっという間に10%湿度がアップしました。
(湿度計が壊れるかもしれないのでマネしないでください)
部屋の中で動作させた場合は、
ほとんど湿度計に変化は見られません。
近くにおいてもあまり変化は見られません。
水蒸気が拡散してしまうからです。
ではダイソー超音波加湿器はどのくらいの広さ用のものなのでしょうか。
ダイソー超音波加湿器の加湿能力
加湿能力として1時間あたり、
どのくらいの水を水蒸気にできるかが用いられています。
ダイソー超音波加湿器は35~40ml/hと書かれています。
1時間で35~40mlの水を水蒸気にできるということです。
給水タンクの水が何時間で、どれくらい減ったかで求められます。
私の実測では5ml/hでした。はずれ品か?
吸水芯を洗ったりしたから能力が落ちたかもしれません。
箱に書かれてる数字よりだいぶ低かったです。
箱に書かれてる数字35~40ml/hで、
どのくらいの大きさの部屋用に相当するのかを
加湿器メーカ、ダイニチ工業が用意している
Dainichino必要加湿量計算フォームで計算してみました。
適当に値を入れて加湿量が
35~40ml/hになるように調整しました。
その結果
1㎡×高さ2.4m木造住宅和室で36ml/h
0.6畳×高さ2.4m木造住宅和室で36ml/hなので
このくらいの広さで使うのが適当ということでした。
一般的な加湿器はどんな感じか。
価格.com加湿器人気売れ筋ランキング(2021/2/9調べ)の仕様から
1畳あたりの加湿量を求めてみました。
A加湿量ml/h | B適用畳数(木造和室) | A/B(1畳あたりの加湿量) | |
1位 | 350 | 6 | 58.3 |
2位 | 1300 | 20 | 65 |
3位 | 250 | 4 | 62.5 |
4位 | 480 | 8 | 60 |
5位 | 480 | 8 | 60 |
大体1畳あたり60ml/h必要なので
ダイニチの計算結果の0.6畳用っていうのは妥当な数字だと思います。
寿命に関しては特に記述されていませんが。
吸水芯の替えが1本付いてます。
超音波加湿器は衛生面で注意が必要なのであまり長くは使えないと思います。
(超音波加湿器 危険で検索するとこわいはなしがいろいろある)
ダイソーペーパー加湿器の加湿能力
原理的に洗濯ものが乾くのと同じなので
周囲の状況によって能力が変わります。
24時間使って、どのくらい水が減るか実験してみました。
加湿能力は25ml/24時間=1.04ml/hでした。
スタート時点でペーパーが吸ってなくなった分をつぎ足しているので
気化した分だけを測れていたと思います。
超音波加湿器が35~40ml/hなので
超音波加湿器のほうが能力は高いです。
気化方式は水と接する空気の量に関係しますので
ペーパーがもっと広ければ、もっと加湿能力は上がります。
というか洗濯ものを大量に部屋で乾かした方が加湿すると思います。
寿命に関しては使用上の注意に1か月で交換と書いてあります。
水は1日1回交換
しょぼい結果よりも家が傾いてるほうが衝撃じゃ!
(カップを水平にするために1円玉を下にひかなければならなかった)
まとめ
- 超音波加湿器は超音波により水を振動させ水を噴霧させている。
- ダイソー超音波加湿器円型500円は加湿量35~40ml/hで
これは1畳以下の加湿能力に相当する。 - 超音波加湿器は衛生面に注意して使う。
- ペーパー加湿器は洗濯ものが乾くのと同じ自然に気化することを利用している。
- ペーパー加湿器の能力を実測したところ1.04ml/h
(条件により異なる。あくまで1回の実験結果) - ペーパー加湿器は1か月で寿命。
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