GoogleのAI開発ツール「Antigravity」の最新バージョンである Antigravity 2.0 をWindows 11環境で無料で使ってみました!
Antigravity 2.0 は非常に強力なAIエージェント機能を備えていますが、無料版で快適に使い倒すには少しコツがいります。今回は、基本となるプロジェクト登録とチャットでの指示方法から、無料枠を無駄にせず高機能モデルを活用するテクニック、安全な権限設定まで分かりやすく解説します。
※ 実行は自己責任でお願いします。
※ 利用にはGoogleアカウントが必要ですが、クレジットカードの登録などは不要で無料で始められます。

⚠️【重要注意喚起】Antigravity 2.0 はPC内のファイルを書き換えます!
Antigravity 2.0 を使う前に、絶対に知っておくべき重要な注意点があります。
Antigravity 2.0 は単なる「会話チャットAI」ではなく、パソコン内のローカルファイルに対して直接読み込み・新規作成・編集・削除を行う権限を持つAIツールです。
ファイルが書き換わる範囲について
- 主に対象となる範囲: あなたがプロジェクト(ワークスペース)として登録・指定したフォルダ以下の全ファイルおよびサブフォルダです。
- 注意点: AIに指示を出して「Create」や「Edit」ツールが動くと、フォルダ内の既存コードやドキュメントが直接上書きされる場合があります。また、設定や指定によっては上位階層のファイル操作を試みるケースもあります。
対策: 大切なファイルがあるフォルダで実行する場合は、事前にバックアップを取るか、Gitなどのバージョン管理を導入した上で使用することを強くおすすめします。
インストール方法について(本記事では詳細を省略)
Antigravity 2.0 のインストールは、公式サイト(https://antigravity.google)にアクセス
→右上のダウンロードをクリック→Antigravity 2.0 (2026/8/12ではv2.7.1と表示されてる)
→自分の環境のものを選んでクリック(私の場合WindowsのDownload for x64)
→ダウンロードしたインストーラーを右クリックし、必ず 「管理者として実行」 を選んでインストールを行います。
※ インストール手順の詳細については環境によって異なる場合があるため、ご注意ください。基本的には画面の指示に従うだけで簡単に導入できます。(CLI版のインストール手順については前回の記事も参考にしてください。)

基本の使い方:フォルダをプロジェクト登録してチャットで指示する
Antigravity 2.0 の最も基本的で扱いやすい使い方は、パソコン上のフォルダ(ワークスペース)をプロジェクトとして登録し、チャット画面で指示を出すスタイルです。
1. フォルダ(ワークスペース)の登録
- Antigravity 2.0 を立ち上げます。
- 「Open Folder」または「Add Workspace」から、作業したいフォルダ(コードやメモが入っている場所)を選択して登録します。
- フォルダを登録すると、AIがそのフォルダ内のファイル構造や内容を認識できるようになります。
2. チャット画面で直接指示を出す
プロジェクトを開いたら、チャットパネルからAIに指示を送ります。
チャット指示の具体的な例:
- 「このメモ(notes.txt)をもとにWordPress記事を書いて。」
- 「このフォルダ内にある
index.jsのエラー原因を解析して修正案を出して」 - 「
README.mdの概要部分を、初心者向けに分かりやすい日本語で書き直して」 - 「Pythonで◯◯を行うスクリプトを作成して」
このように、自分が作業したいフォルダを読み込ませた上で、チャットを通じて対話形式で文章執筆やコード生成を行わせるのがメインの使い方になります。
高機能モデルは超貴重!「Skill」や「Task」を使わずチャットで賢く使い倒そう
一般的なWeb版AIチャット(Claude ProやChatGPT Plusなど)では、最高峰の高機能モデル(Claude Opus 4.6(Thinking)やSonnet 4.6(Thinking)、Gemini3.6Highなど)を利用しようとすると、通常は月額有料サブスクリプションへの加入が必要です。普通の無料Webチャットでは、こうした超高機能モデルを無料で使う機会はまずありません。
しかし、Antigravity 2.0 では無料枠の範囲内であれば、このトップクラスの高機能モデルを無料で試すことができます!
だからこそ、無料枠の使いどころが重要になります。

なぜ「Skill」や「Task」を避けるべきなのか?
Antigravity 2.0 には、AIが裏で自動的に何ステップも試行錯誤する「Task」や、Web検索・画像生成などを自動連携する「Skill」機能があります。
しかし、TaskやSkillを起動すると、AIが裏で何十回もツールや検索を回すため、一気に大量のトークン(リクエスト枠)を消費してしまい、たった1〜2回の実行で無料枠が空になってしまいます。

無料枠で賢く使い倒すコツ
せっかくの貴重な高機能モデルの無料枠を無駄にしないために:
- 重い自動化(Skill / Task)機能は使わない
- チャットでの直接指示(文章作成・WordPress記事の執筆・コード生成・設計の相談)に絞る
- Web版では無料で使えない高機能モデル(Claude Opus / Sonnet、Gemini Highなど)の頭脳だけをフル活用する
AIに勝手に裏で自動試行させるのではなく、「人間が指示を出し、AIが高品質な文章やコードを一発で生成する」というスタイルに絞ることで、最高性能のAIモデルを何回も無駄なく利用できます!
💡 トークン無駄遣いの典型例と指示出しのテクニック
無料枠を急激に消費してしまう「トークンの無駄遣い」の典型例が、「フォルダ内の複数ファイルから文意を理解して探させるような曖昧な指示」です。
なぜトークンが大量に消費されるのか?
単純なキーワード検索(grepなど)で済む処理ならAIも軽量な検索ツールを使うだけですが、「コード全体から〇〇の処理が行われている場所を探して、文意を理解して要約して」といった曖昧な指示を出すと、AIは理解のためにフォルダ内の複数のファイルを片っ端から読み込み(Read)、コンテキストウィンドウ(AIの作業メモリ)に流し込みます。
読み込むファイル数やファイルサイズが増えるほど、AIに送られる入力トークン数が爆発的に膨れ上がり、一瞬で無料枠が削られてしまいます。
トークンを節約する指示出しの原則
無料枠を賢く節約するためには、「どのファイルの、どこに対して何をやってほしいか」をできるだけ明確に指示するのが鉄則です!
- ❌ 曖昧な指示(トークン消費・大):
「このプロジェクトのどこかでやってるログイン処理のロジックを探して、仕様を解説して」
→ AIが関係ありそうなファイルを片っ端から読み込むため、トークンを大量消費。 - ⭕ 明確な指示(トークン節約):
「src/auth.jsのlogin()関数を読んで、仕様を解説して」
または
「notes.txtの内容をもとにWordPress記事を書いて」
→ 対象ファイルが指定されているため不要なファイル読み込みが発生せず、トークンを最小限に抑えられる。
対象ファイル(エクスプローラーで対象ファイルを右クリック→パスのコピー→貼り付ける)をあらかじめ絞り込んで指示を出すことで、貴重な無料枠のトークンを最大活用できます!

無料モデルの2つのグループ枠と約1週間でのリセットルール
Antigravity 2.0の無料枠には、知っておくべき重要な仕様があります。
1. 無料利用枠は「2つのモデルグループ」に分かれている
無料で使用できるモデルは、主に以下の2つのグループに分かれて管理されています。
| グループ名 | 含まれる主なモデル | 特徴 |
|---|---|---|
| Gemini Models | Gemini 3.6, Gemini 3.5 (High/Medium/Low), Gemini 3.1 Pro (High/Low) など | 応答が高速で、バランスの良いGoogle標準モデル |
| Claude and GPT models | Claude Opus 4.6 (Thinking), Claude Sonnet 4.6 (Thinking), GPT-OSS 120B など | 通常Web版では有料の超高難度・推論向けモデル |
この2つのグループは無料枠(使用制限カウンター)が独立して管理されています。
例えば Gemini Models の上限に達してしまっても、Claude and GPT models の枠が残っていれば、そちらに切り替えて作業を続けることができます。
2. 制限に引っかかっても約1週間でリセットされる
無料枠を使い切ってエラーが出た場合でも、アカウントが使えなくなるわけではありません。
約155時間(約6.5日〜7日)が経過すると自動的にクォータがリセットされて再び100%に戻ります。
制限がかかったら焦らず、もう一方のモデルグループを使うか、リセットまで数日待つ運用がおすすめです。
💡 残り枠を余らせない!計画的な使い方のコツ
残量がリセットされる直前で0になるように計画的に使うといいです。実は本記事もAntigravity2.0の残量があまりそうなので、急遽、利用して書くことにしました。(使用モデル:Gemini 3.6 Flash High)
ちなみに、Antigravity CLIをインストールしていれば以下のAntigravityCLIのコマンドを実行で出力結果のように表示されます。私は、これを利用してGoogleカレンダーに書き込むPythonスクリプトをAntigravity2.0で作りました。Googleカレンダーに書き込むのはハードルが高いのでテキストファイルに出力してもらうだけでも便利かもしれません。AIに丸投げで自動化するのではなくAIに自動化のPythonスクリプトを作ってもらうのは結構、おすすめです。
agy --print "/usage"
出力結果:
Quota:
Gemini Models Weekly Limit Remaining 94% 2026-08-19T00:09:20Z
Claude and GPT models Weekly Limit Remaining 23% 2026-08-13T17:44:06Z
モデルの使用量・残量の確認方法
「あとどれくらい無料で使えるか?」は、設定画面から確認できます。
確認手順
- 画面内の設定(
Settings)または/config(/settings) を開きます。 - Models(またはQuota項目)を選択します。
- 各モデルグループの現在の残り割合(例:
40% remaining)と、リセットまでの残り時間が表示されます。
安全面の配慮:権限設定(ファイル変更の許可)について
Antigravity 2.0 の設定画面やチャットには、AIがファイル変更やコマンド実行をする際に「ユーザーへ確認を求めるかどうか」を調整する権限設定(Permissions)があります。
※ Antigravity 2.0 はアップデートが頻繁に行われており、権限設定の画面表示や設定メニューの場所・名称が変更されることがあります。そのため、基本的な考え方を理解しておきましょう。
権限設定の考え方
権限設定には主に以下のような段階があります。
- 自動承認(Always Allow / Proceed): AIが確認なしで自由にファイル作成・編集・コマンド実行を行う設定(※リスク高)
- 都度確認(Ask for Review / Strict / 承認を求める): AIがファイルを変更しようとするたびに「実行していいですか?」と画面にプロンプトを出し、人間の許可を待つ設定
迷ったら「厳しい設定(都度確認)」にしておくのが鉄則!
もし設定方法や画面の項目がよく分からない場合は、「常に確認を求める設定(最も厳しい・慎重な設定)」にしておきましょう。
厳しい設定にしておけば、AIが勝手にパソコン内のファイルを書き換えることがなくなり、変更前に「どのファイルがどう変わるか」を人間がチェックできるため、トラブルを未然に防ぐことができます。実際許可を求められても何をしようとしているかわからないと思うので、許可を求めている文章をコピーしてWeb版のGeminiなどに貼り付けて説明してもらい理解したうえで判断を下しましょう。
2026/8/12Windows11のバージョンアップ後の再起動後の本日初起動でエラーになった。
状況
以下のバージョンアップ後、パソコン再起動してAntigravity2.0を立ち上げたらエラーが出た。
- August 11, 2026—KB5121003 (OS Builds 26200.9168 and 26100.9168)
- August 11, 2026-KB5120708 Cumulative Update for .NET Framework 3.5 and 4.8.1 for Windows 11, version 25H2 and Microsoft server operating system 24H2
エラーメッセージ:
Binary not found
language_server binary not found at:
C:¥Users¥user¥AppData¥Local¥Programs¥antigravity¥resources¥bin¥language_server.exe
Please build set a valid location.
原因
エクスプローラーで調べたら
“C:\Users\user\AppData\Local\antigravity”の下には”C:\Users\user\AppData\Local\antigravity\staging”しかなかった。
つまりresources¥bin¥language_server.exeがない。
Gemini談「OSのアップデート後の再起動処理によって、Antigravityのプログラム本体(Programsフォルダ以下)が不完全に消去されたか、セキュリティ機能によって隔離されたことが直接の原因です。 この現象は、Windowsアップデート直後のセキュリティ検知の強化や、パスの競合によって発生しやすくなります。」
対策
インストールしなおしたら直った。
まとめ
Google Antigravity 2.0 は、以下のポイントを押さえることで無料でも非常に快適&安全に利用できます!
- 注意点:登録フォルダ内のファイルが直接書き換わるため、バックアップ等をとって慎重に扱う。
- 使い方の基本:作業フォルダを登録し、「このメモをもとにWordPress記事を書いて」などのチャット指示で文章やコードを生成させる。
- 無料枠節約のコツ:Webチャット版では無料で使えない貴重な高機能モデル(Claude Opusなど)を、重いTask/Skill機能は使わずにチャット指示でフル活用する。
- トークン節約の鉄則:「〇〇ファイル内の××について処理して」と対象を明確に指示し、AIに不要な複数ファイル読み込みをさせない。
- 無料枠の仕組み:2つのモデルグループ枠があり、リセット直前に0になるよう計画的に使い切るのがおすすめ(本記事もGemini 3.6 Flash Highの残量消化を兼ねて執筆!)。
- 残量確認:
Settings→Modelsで残り%をチェック。 - 安全対策:権限設定がよく分からない場合は、一番厳しい設定(毎回確認を求める設定)にしておく。
高機能AIの力を無料で体験できる貴重なツールですので、注意点を押さえた上でぜひ賢く活用してみてください!
この記事を書いたイチゲを応援する(質問でもokです)
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